cyokicyanのブログ

詩を書いて誰かに読んでもらいたい。
下手でも面白くなくても誰も気づかなくても
自分には心があります

チェス

彼らは知っている

奴らがどんな手を使うのか

王が眠れば奴らは狙っている

正義の声は立ち上がろうとしている

彼らの魂を永遠のものにするために


正義の声はかすれはじめた


秘密の話を書き留めなければ

ここにあるのは孤独な王国

私は必要なのだ

この物語を書き上げなければ


王様の掛け声高々とあれ

罪人は罰せられ

女王は高笑い

彼らの正義で彼らが裁かれた

正義の声は立ち上がろうとしている

彼らの魂を永遠のものにするために


正義の声はかすれはじめた


王は崩れた病であろう叛逆であろう

罪人は解放され首は王となり

女王は見せしめにされたのだ

彼らの正義が息を引き取った

両正義は生まれ変わった

正義の声は立ち上がろうとしている

彼らの魂を永遠のものにするために


ウロボロスの輪は途切れてはならぬ

ウロボロスの輪は途切れてはならぬ

僕できたよ

ねーねーお母さん!

みんな傷ついてるけど!

僕は許すことにしたんだ!

お互い許せないから

きっとどんどん傷ついていくんだよ...

だからね!僕に意地悪するあの子も

きっと僕の何かが許せないんだよ。

僕も意地悪するあの子が許せなかったんだ!

でもそういう風に気付いた時

僕ももう傷付きたくないし

傷付けたくないから許すことにしたんだ!

いつかまた笑って遊べる日が来ると

信じてるよ!

短篇

朝焼けの中で二人

肩を寄せ合って二人は

照れながらキスをする


愛しています





葉の雫が涙が滴るように伝う

君の涙が乾かなぬうちに

木漏れ日の暖かさが君の

心を癒せるときそう願うとき

僕の願いは一握り

君が一人で泣いていたら

側にいてあげるよ

君の友達だよ本当さ

僕の空っぽの時間入りボトル





電子音で刻む心臓の演奏

お前の求めるものは皆が

持っていてお前の持っていないもの

お前の心は今にも張り裂ける

音割れのスピーカーのように

お前はお前の心臓の振動で

寿命を縮めていくのだ

だけど私はお前の振動を

愛している






雨の中を通るとガラスをなぞる

涙のような雨息を吐いて曇る窓

助手席で指で描く文字に怒る貴方

貴方にもらった心を私は忘れない






友と恋とTVと35%の純情とセックスとロックンロールと天然パーマが頭の中と上でとぐろ巻いている




カンザスのスーパーマン

踵を三回鳴らしてタクシー

飛び乗りカルフォルニア

の葉っぱ欲しさに庭に

一輪の花が咲く

スノードームの中の花