cyokicyanのブログ

詩を書いて誰かに読んでもらいたい。
下手でも面白くなくても誰も気づかなくても
自分には心があります

無題 即興

水曜日の6時をまわった頃

いつものよう、常連のように家族が群がる


僕の歳をくったおばあちゃんが

「なぁ、いつものジャーンとスッキリするやつを弾いてくれよ、若い頃テレビで見たんだ」


僕がまだ早いけど特別弾いてあげるよ

弾いてもいいけど文句はなしだよ


ピアノから楽しいリズムが流れる

僕もおばあちゃんも気分がいい

歌いたくなるけど、今はまだ早い


7時になると僕は金が欲しくて

「You never give me your money,you only give me your funny paper.you middle of negotiations you broke down」


卑屈な英語と悲しいリズムの中だけど

美しく悲しい歌詞に叔母さんが

口ずさまずにはいられない


周りはすっかり暗くなった家は暖かく

僕はモヤモヤするけど、今だけは

全てが綺麗に見える


ピアノから楽しいリズムが流れる

僕もみんなも気分がいい

歌いたくなるけど、今はまだ早い